鎌倉幕府将軍一覧 初代 源頼朝 在位 建久３年（１１９２）〜正治元年（１１９９） 父 源義朝 母 藤原季範の娘 ２代 源頼家 在位 建仁２年（１２０２）〜建仁３年（１２０３） 父 源頼朝 母 北条政子 ３代 源実朝 在位 建仁３年（１２０３）〜承久元年（１２１９） 父 源頼朝 母 北条政子 ４代 藤原頼経 在位 嘉禄２年（１２２６）〜寛元２年（１２４４） 父 九条道家 母 西園寺綸子 ５代 藤原頼嗣 在位 寛元２年（１２４４）〜建長４年（１２５２） 父 藤原頼経 母 大宮局 ６代 宗尊親王 在位 建長４年（１２５２）〜文永３年（１２６６） 父 後嵯峨天皇 母 平棟子 ７代 惟康親王 在位 文永３年（１２６６）〜正応２年（１２８９） 父 宗尊親王 母 近衛宰子 ８代 久明親王 在位 正応２年（１２８９）〜延慶元年（１３０８） 父 後深草上皇 母 三条房子 ９代 守邦親王 在位 延慶元年（１３０８）〜元弘３年（１３３３） 父 久明親王 母 惟康親王の娘 北条氏略系図 北条氏は平清盛と同じ平将門を討伐した平貞盛の子孫である。北条時政は娘政子を源頼朝の妻 にして鎌倉幕府の重鎮となった。以後、その子孫は数多の権力闘争を勝ち抜き将軍に取って代わ り幕府の事実上の主権者となった。貞時の代で権力の独占を果たすが、その息子高時は政治に無 関心で御家人の信頼をなくしていった。そのため後醍醐天皇が倒幕の兵を挙げると各地で反北条 の武士団が決起し、高時以下北条一族は新田義貞に攻められて自害して果てた。 北条氏は義時系とその弟時房系に分かれ、義時系はさらに泰時（得宗）系・重時系・政村系・ 実泰系に分かれる。義時系はその他に朝時系・有時系があるが、この系統からは一人も執権や連 署が出なかったため省略した。 ※系図の人名の頭にある数字は執権の就任順である。丸数字は連署の就任順 【得宗】 １時政―２義時―３泰時―時氏―４経時 ｜ ｜ ｜ @時房 A重時 ５時頼―８C時宗―９貞時―１４高時 ｜ ｜ ７BD政村 宗政―１０師時 ｜ 実泰 【重時系】 A重時―６長時―義宗―久時―１６守時 ｜ E義政 ｜ F業時―時兼―１３基時 【政村系】 ７BD政村―H時村―為時―１２J煕時―M茂時 【実泰系】 実泰―実時―実村―顕時―１５K貞顕 【時房系】 @時房―朝直―G宣時―１１I宗宣―L維貞安達氏略系図 祖先は藤原北家魚名流というが本当かどうかはわからない。盛長の時に源頼朝に仕え、鎌倉幕 府が成立すると有力御家人の一つとして幕政に参与した。 源氏が３代で絶え北条氏が台頭してくると、これに接近し梶原・比企・畠山・和田といった有 力御家人が次々と淘汰されていくなかで、地位と命脈を保つことに成功している。そして、宝治 合戦で三浦氏が滅ぶと北条氏に次ぐ有力御家人として幕府内で重きをなした。 全盛期は泰盛の時で妹を北条時宗に嫁がせ義兄として北条政村・同（金沢）実時と共に若き執 権を支え、時宗が死んで弱冠１４歳の貞時が執権になると外祖父として実権を握り北条氏を超え る権勢を誇った。 だが、それも長くは続かず新しく台頭した得宗被官の平頼綱の策略で執権に背く形での挙兵を 余儀なくされ一族・与党ことごとく討ち取られた。結局、安達氏も先に滅んだ有力御家人と同じ 運命を逃れることができなかったのである。 盛長―景盛―義景────泰盛―宗景 ｜ ｜ （北条経時・時頼生母）松下禅尼 堀内殿 ‖ ‖―貞時 北条時氏 北条時宗三浦氏略系図 三浦氏は平良茂（将門・貞盛の叔父）の流れを汲む家柄でその名の通り三浦半島に勢力を張る 豪族である。源頼朝が挙兵すると当主の義明は一族郎党を率いて馳せ向かった。義明の娘は頼朝 の長兄悪源田義平の生母である。 この時の功績で三浦氏は幕府の重鎮となり北条氏を脅かす勢力となるが、表だってこれと対決 することはなくむしろ女子を嫁がせ縁戚関係を結ぼうとした。 しかし、同じく縁戚関係で北条氏との接近を図る安達氏に急襲され頼朝を祀る法華堂で一族も ろとも自害して滅亡した。 三浦家は一族で唯一北条氏に味方した盛時が再興して伊勢宗瑞（北条早雲）に滅ぼされる永正 １３年まで続いた。 経光・・・・・・毛利元就 大江広元―毛利季光 ｜ ‖───女 義宗―和田義盛 女 ‖―時宗 ｜ ｜ 北条時頼 義明―義澄―義村───────泰村＝佐原盛時 ｜ 女 ‖―時氏（時頼父） 北条泰時もどる 戦国インデックスへ